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初心者編 Q&A

人工蛹室 クワガタ・オオカブト用

#蛹、蛹室、人工

  上手く羽化させる方法があれば絶対に知りたいと思います。羽パカにさせてしまうと申し訳ない気持ちで一杯になりますよね。どうにかして100%不全無しで羽化をさせられる体制を探したいと思っております。

クワガタ用人工蛹室

 自分たちで作る蛹室は園芸用のオアシスを使ったものです。

これはスプーンで掘ったものを指で整えて作ったものです。サイズはオオクワ80㎜くらいで対応できます。

こちらは単純に木材の切れ端をボンドで付けたもので押して穴を空けたものです。サイズはオオクワなどのメス専用となります。コクワならオスでもいけます。

この人工蛹室は簡単に作れますが、簡単に壊れてしまいます。蛹は成熟するためにお尻を回して回転し体内を整えます。回転が出来ないと上手く成熟できず死亡してしまっていることが多いように感じています。自分で作った人工蛹室がしっかりできているかどうか確認するにはこの蛹が回転できているかどうかを確認すると間違いがないです。しかし、回転することで蛹室の側面は削られ2頭目、3頭目に人工蛹室を使うとお尻が側面に当たらず回転できない蛹室幅になってしまっています。この問題を解決するために今はキッチンペーパーをひいてワンクッション噛ませて使用しています。キッチンペーパーがあることでオアシスの削れはなくなり次回はキッチンペーパーを交換するだけで何回でも使用することが可能になりました。

 蛹が回転を続けることでこのキッチンペーパーが破けてしまうことがあります。羽化する前に破けてしまったら新しく交換が必要です。現在はこのような手間を省き何度でも使用できるものがないかと模索中です。何度でも使え大量に作れるもの。例えばこんな感じです。

 ルアーケースにラップやキッチンペーパーなどの芯を半分に切りはめ込んだものです。これがかなり何度でも使えます。芯もツルツルのものより少しザラッとしたものの方が蛹も回転しやすいようです。段ボール生地が丈夫で水分も吸収できるのでオアシス強化への材料として考えています。

 バルサ材で作るのも面白そうですね、100㎜×50㎜×50㎜が4枚で2000円くらい。水分の吸収が上手くいけば綺麗に羽化も出来るはずなので硬さといい半永久的に使えそうなイメージです。今後の課題とします。実験結果が出ましたらこの続きに更新いたします。

 オオカブト用人工蛹室 クワガタよりもサイズが大きくなりますので容器も大きいものを使います。特にヘラクレスなど角が伸びるタイプのカブトムシは長めの人工蛹室になります。クワガタで使用しているコバエシャッターミニやクリアスライダーで作ってみました。

 蛹室サイズは140㎜です。ですが、幼虫が真ん中で落ち着いている場所を見ているとメスには対応できるがオスには厳しいのかという感じをうけました。

 そこでもっと縦に伸ばすことは出来ないかと容器を探してみると。

 100均の容器でよさそうなものがありました。高さが9㎝ということで希望ではもう少し高さが欲しかったです。横幅は24㎝奥行9㎝です。これに加工したオアシスを入れてしようしますが、今回はウレタン加工の人工蛹室を利用してオオカブト用にしてみようと思います。

 底の分厚い部分をハサミで切り容器の高さに合わせました。長さで足りない部分は切り取った破片を再利用し調整しました。真ん中で落ち着かれてもある程度のサイズまでは対応が可能になりました。オアシスでも自由に加工が出来ますので角の伸び具合や幼虫の落ち着き具合を見てなるべくお尻の重心が端に行くように深さの調整が出来ると思います。

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