コバエ対策
クワガタやカブトムシを飼育していると気になるのがコバエの存在です。どこからともなく現れるコバエ達は飼育ケースに潜り込み昆虫ゼリーや発酵マットを餌に増殖していきます。
①プラケースにラップを巻く
②キッチン用ネットで産卵セットに被せる
③プラケースにコバエシートを挟む
④発酵マットを冷凍し殺虫処理を行う
⑤ハエ取り紙を吊るす
⑥コバエホイホイを置く
⑦電撃コバエ採り機を吊るす
などなど、対策はいくつもあります。
これらを行っても減らすことは出来ても0になることはありません。
クワガタやカブトムシが生きられる環境であるということは、コバエ達にとっても生きていける環境だということになります。
Q、コバエはなぜ湧くのですか?
A、キッチンにある食材や食べ残し排水溝のトラップなども発生原因です。外部から侵入し網戸もすり抜けて飛んできます。クワガタやカブトムシが好む昆虫ゼリーもまたコバエの好物です。
Q、コバエは何の種類ですか?A、ショウジョウバエ、クチキバエ、キノコバエが良く目にするコバエです。アルコールや有機土、腐った食材、食べ残しなど種類によって好物も変わります。
Q、栄養はコバエによって持っていかれますか?A、持っていかれます。昆虫ゼリーはコバエ成虫のエサになります。またマットはコバエ幼虫のエサになります。プラケース内にコバエが侵入するとコバエをブリードした状態になり大量発生を招きます。そこで使われたゼリーはもちろん発酵マットも使えません。その発酵マットを冷凍して完全に駆除したとしてもコバエの糞が大量に混ざっておりカブトムシの幼虫などには使わない方が良いでしょう。
Q、クワガタがいるケースでコバエが湧いています。プラケース側面からは卵、菌糸ビンの場合は蛹が確認できた場合の対処法はありますか?A、まず外で蓋を開け出来る限りコバエを飛ばしてください。プラケース側面の卵ですが、卵で回収しても幼虫になるまで待って幼虫で回収しても問題はありません。菌糸ビンの蛹の場合は蛹を人工蛹室へ移した方が良いでしょう。菌糸ビンの底に蛹室を作った場合、菌糸ビンをひっくり返して対処することがありますが、コバエが湧いた菌糸ビンだと蛹室が崩れてしまうことがあるからです。コバエ幼虫のせいで菌糸がぐちゃぐちゃになったりするもの原因の1つです。
Q、クワガタがいる産卵ケースでコバエが飛んでいます。2~3匹程度ですが問題はないですか?A、再セットをお勧めします。その後、コバエの大量発生に繋がる可能性は高いので産卵セットごと冷凍し殺虫処理を行ってから再セットを行ってください。産卵ケースがセットして30日程経過したものである場合はその中のコバエを外にだして再度コバエが湧いてこないのか確認し割り出しまで様子をみるのも良いと思います。